中期朝鮮語の助詞の文法をまとめる。
スマホで古ハングルが表示できない場合、パソコンで見てみてほしい。
それでも古ハングルが見られない場合、このページを参考にし、ブラウザーのフォントを一時的に나눔 바른 고딕または나눔 바른 명조に変更すると見られるようになると思う。
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陽母音 |
ㅏ /a/ | ㅗ /o/ | ㆍ /ʌ/ |
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陰母音 | ㅓ /ə/ | ㅜ /u/ | ㅡ /ɯ/ |
中性母音 | ㅣ /i/ |
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主格助詞 〜が |
ㅣ |
ㅣ以外の母音で終わる体言の後に付く |
부텨+ㅣ→부톄 仏が 孔子+ㅣ→孔子ㅣ 孔子が 나+ㅣ→내 私が |
이 |
子音で終わる体言の後に付く |
사ᄅᆞᆷ+이→사ᄅᆞ미 人が 말ᄊᆞᆷ+이→말ᄊᆞ미 言葉が |
|
∅ |
ㅣで終わる体言に付く |
불휘+∅→불휘 根が |
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補助詞(※日本語においては副助詞) 〜は |
ᄂᆞᆫ/는 |
母音の後に付く
陽母音の前ではᄂᆞᆫが付き、陰母音の前では는が付く |
太子ᄂᆞᆫ 太子は |
ᄋᆞᆫ/은 |
子音の後に付く
陽母音の前ではᄋᆞᆫが付き、陰母音の前では은が付く |
西江ᄋᆞᆫ 西江は 나모(原型は나모だが남ㄱに変わる)+ᄋᆞᆫ→남ᄀᆞᆫ 木は |
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対格助詞 〜を |
ᄅᆞᆯ/를 |
母音の後に付く
陽母音の前ではᄅᆞᆯが付き、陰母音の前では를が付く |
놀애ᄅᆞᆯ 歌を 天下ᄅᆞᆯ 天下を 나ᄅᆞᆯ 私を 너를 君を |
ᄋᆞᆯ/을 |
子音の後に付く
陽母音の前ではᄋᆞᆯが付き、陰母音の前では을が付く |
나라ㅎ+ᄋᆞᆯ→나라ᄒᆞᆯ 国を ᄠᅳᆮ+을→ᄠᅳ들 意味を 님금+을→님그믈 王を 믈+을→므를 水を |
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冠形格助詞(※日本語では属格助詞) 〜の |
ㅅ |
無情名詞または敬う対象の後に付く |
나랏 말ᄊᆞᆷ 国の言葉 世尊ㅅ 力 世尊の力 |
ᄋᆡ |
陽性母音で有情名詞の後に付く |
ᄆᆞᆯ+ᄋᆡ 香→ᄆᆞᄅᆡ 香 馬の匂い |
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의 |
陰性母音で有情名詞の後に付く |
崔九의 집 |
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処格助詞 〜に(現代韓国語でいう에) |
애 |
陽性母音の後に付く |
바ᄅᆞᆯ+애 가ᄂᆞ니→바ᄅᆞ래 가ᄂᆞ니 海へ行くので |
에 |
陰性母音の後に付く |
굴허ᇰ+에→굴허에 深い穴(くぼち, へこみ)に |
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共同格助詞 〜と |
와 |
母音で終わる体言の後に付く |
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과 |
子音で終わる体言の後に付く |
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具格助詞 〜で、〜を用いて |
로 |
母音で終わる体言の後に付く |
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ᄋᆞ로/으로 |
子音で終わる体言の後に付く
陽母音の前ではᄋᆞ로が付き、陰母音の前では으로が付く |
生薑 두세 片ᄋᆞ로 生姜2つ3つで |
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叙述格助詞 〜だ、〜である |
ㅣ라 |
ㅣ以外の母音で終わる体言の後に付く |
젼ᅎᆞ+ㅣ라→젼ᄎᆡ라 理由だ 곡도+ㅣ라→곡되라 傀儡だ/操り人形だ |
∅ |
ㅣで終わる体言に付く |
ᄉᆞᅀᅵ라 間だ/仲だ 불휘라 根だ |
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이라 |
子音で終わる体言の後に付く |
나라ㅎ+이라→나라히라 国だ 집+이라→집이라 家だ |
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