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GONGGAMDAE

韓国語特化型サイト 〜韓国語以外の言語やそれ以外のことについても書きます〜

日本語を話す韓国語訛りが残ってる韓国人の物真似のコツ

 

序文

全員がそうだとは限りませんが、日本語を勉強中の韓国人の方で韓国人特有の日本語の癖や抑揚ってありますよね。例えば、「ありがとうございます」が「ありがとうごじゃいます」になったり。今回はそんなあなたも一度は聞いたことがあるであろう、韓国語話者訛りの日本語の発音の仕方をいくつかご紹介していきます。

勘違いしないでほしいのが、僕はあくまで韓国と韓国語が好きな立場です。

発音編

ザ、ズ、ゼ、ゾ、ツをそれぞれジャ、ジュ、ジェ、ジョ、チュに置き換えて発音する

ザ、ズ、ゼ、ゾ、ツをそれぞれジャ、ジュ、ジェ、ジョ、チュに置き換えることで韓国人っぽい日本語を発音できます。

こうぞう→こうじょう

はつげん→はちゅげん

かいぜん→かいじぇん

みず→みじゅ

ありがとうございます→ありがとうごじゃいます

語頭のが行、ざ行、だ行、ば行をそれぞれか行、ちゃ行、た行、ぱ行にそれぞれ置き換えて発音する

韓国人は語頭の濁音が発音できずに、例えば「がっこう(学校)」が「かっこう」と発音してしまったりする。これを利用し、「ぼくは」を「ぽくは」と発音することで韓国人に近づけることができる。

ぜんぶ→ちぇんぶ

ぜんぜん→ちぇんじぇん(またはじぇんじぇん)

だいかんみんこく→たいかんみんこく

は行を弱く発音する。

例えば、「にほんご」を「におんご」、「にほんじん」を「におんじん」のように発音すると韓国人っぽい発音になれます。

ま行をば行のように発音する。

何を意味する「뭐」は通常「ムォ」と発音しますが、たまに日本人の耳には「ブォ」のように聞こえることがあります。例えば、「뭐예요?(何ですか?)」や「뭐해요?(何しますか?)」がそれぞれ「ムォエヨ?」、「ムォヘヨ?」をそれぞれ「ブォエヨ?」、「ブォヘヨ?」のように聞こえることがありますよね。

上で「みず(水)」を「みじゅ」のように発音すれば韓国人っぽくなるとちょこっとだけ紹介しましたが、これを適用すると「水」は1文字目で「み」と発音するため、「び」と聞こえてくることもありますし、ざ行がじゃ行に変化するというものも適用すれば「びじゅ」となることもできます。

実際に、僕が中学生のときに韓国旅行に行った際に空港の職員さんが「水」のことを「びじゅ」のように発音されていたのを見たこともあります。

な行をだ行のように発音する。

例えば、「なに(何)」を若干「だに」っぽく発音することで韓国人の日本語っぽく発音することができます。

くせ編

言葉の途中に「어~(オ〜)」を加える

「僕は、オ〜、韓国人で〜」

のように次に何を言おうか考えるために言葉と言葉の間に「어~(オ〜)」を加えるのです。

韓国人YouTuber HUNIさんの動画で「어~(オ〜)」を言っている回数が多い動画→

https://www.youtube.com/watch?v=0us52PlM984&ab_channel=%E9%9F%93%E5%9B%BD%E4%BA%BAHUNI

アクセント・抑揚編

韓国語特有の抑揚

説明が難しいですが、韓国人特有の抑揚ってありますよね。「하는데~(ハヌンデ〜)」のように言う際に末尾が揺れる感じ。これも日本語内で積極的に取り入れると韓国人のように聞こえます。

文章だけでは伝わりづらいと感じたため、どのような抑揚なのかを知っていただくために、音声ファイルをアップロードしました。

했는데(発音: ヘンヌンデ、意味: したけど) ▼

했었는데(発音ヘッソンヌンデ、意味: していたけど) ▼

ちなみに、日本の福井弁は個人的にこの韓国人っぽい末尾の抑揚に近いものがあると感じます。

下の動画は福井出身のYouTuberの動画です。動画の冒頭部分だけわざと福井弁を喋っています。

この抑揚が何となく韓国語に似ている→

https://www.youtube.com/watch?v=BVLNuFuDz10&list=PLFu7HczH1GFe5-CUX3TlLsKwnHZ7LbWGA&index=27

冒頭部分だけ福井弁で喋っている動画 2→

https://www.youtube.com/watch?v=oDvEdIfoHcM&ab_channel=%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%2FGamingKazu

冒頭部分だけ福井弁で喋っている動画 3→

https://www.youtube.com/watch?v=wonYpOb2faw&list=PLFu7HczH1GFe5-CUX3TlLsKwnHZ7LbWGA&index=34

下がっていく感じの抑揚

「僕は韓国人です。」や「僕は日本語を勉強しています。」と言うときに、韓国人の日本語を話すときの癖として「かんこくじん」や「にほんご」のアクセントが変な方が多いです。

事前知識として知っておいてほしいのですが、日本語には高低アクセントがあり、通常「高」か「低」のどちらかを付けてあげることで日本語の高低アクセントははっきりと示すことができます。

「かんこくじん」は一般的には「低高高高低低」のアクセントですが、韓国の方は「高低低低低低」のようにだんだん下がっていくような抑揚になってしまうことが多いです。

「にほんご」も一般的には「低高高高」ですが、韓国人は「高低低低」とだんだん下がっていく抑揚になることが多です。

上記のコツを全部織り交ぜたときの例

「僕は日本語を勉強しています。」は「ぽくは におんごを ぺんきょう しています。」のようになります。

まとめ

  • 語頭のが行、ざ行、だ行、ば行をそれぞれか行、ちゃ行、た行、ぱ行にそれぞれ置き換える。例: 「ぼくは」を「ぽくは」のように発音する。
  • ざ、じ、ず、ぜ、ぞをそれぞれじゃ、じ、じゅ、じぇ、じょに置き換える。例: 「ありがとうございます」を「ありがとうごじゃいます」のように発音する。
  • は行を若干弱く発音する
  • 途中「어~」を織り交ぜながら話す
  • 「하는데~」、「있는데~」の「데~」の「e」の発音の抑揚に於いて、より高低感を大げさに出すイメージで発音するなどのように、韓国語(標準語(ソウル方言))特有のアクセントを強めに出しながら話す。例えば、「したんだけども〜」の「も〜」でその特徴を大げさに出してみる。
  • 高低アクセントについて、日本の東京方言における高低アクセントを無視して、だんだん下がっていくような抑揚で発音する。例: 「にほんご」は普通「低高高高」のように、「にほんじん」は「低高高高低」と発音されるが、それぞれ「高低低低」、「高低低低低」のアクセントで発音する。

これらのいくつかを上手に織り交ぜながら発音すると韓国語母語話者が日本語を喋ったときのような発音を再現することができます。