この動画「韓国語は日本語のパラレルワールド?【記述言語学者から見た言語1】#177」で
黒島先生は『韓国語の否定は本来は안が動詞や形容詞など用言のさきに来るのが本来の姿である。』と言っていた。
ただ、韓国語学習者なら分かると思うが、韓国語の否定は「(動詞の語幹)+지 않다」と「안 (用言)」の2種類があるのが思い浮かぶだろう。
中期朝鮮語などの文を見ると、「-디 아니하다」という文字列を見たことがあるだろう。
そして、否定を意味する「않다」という用言は元々が「아니하다」だと言う。逆に言えば、아니하다が縮約されて않다という形になったと言う。
黒島先生は『元を辿れば否定を表す要素の後に動詞や形容詞が来る』と言う。つまり英語で例えると「not go」みたいなイメージになるとのこと。
ただ、訓民正音ができた頃のこの文法を見ると、動詞の後に-디 아니하다がついている。
つまり、もっと古い韓国語においては否定を表す要素の後に動詞など用言が来るという文法が存在していたのだろうか?
普段から韓国語に興味があるため、分かり次第この記事で共有したい。